ゴーアラウンド!着陸をやり直す方法(A32NX)

ゴーアラウンド!

もし着陸直前にフラフラしてしまい、着陸できそうになかったら?フライトシミュレータなら無理やり着陸させることもできますが、実際のフライトでは再度上昇加速して、もう一度着陸にチャレンジします。

フライトシミュレータでもフライトの最大のイベントですから、きれいに決めたいですよね!終わり良ければすべてよし!ということで、着陸をやり直す方法を見ていきましょう。

なお今回の方法はフライトシミュレータかつ私が個人的にやっている方法です。そのため、現実世界での運用とは異なる点が多くあります。

チャートを見れるようになると、空港や進入方式ごとのゴーアラウンドの方法も書いてあるので、慣れてきたら現実世界での運用にチャレンジするのもいいかもしれません。

なお、今回の記事は前回の続きです。まだ読んでいない方は、こちらの記事も読んでみてください!

目次

「着陸やり直しプラン」の確認

前回の記事で書きましたが、着陸する前に「もし着陸できなかったらどうするか」を考えていましたね。

  1. 着陸に失敗しそうだったら無理に着陸せず、機体を安定させたのち、上昇しながら左旋回する。
  2. 3500ftまで上昇しながら210ktで飛行、「IKOMA」から滑走路までの直線と3~5NMぐらい離れて並行になるように、方位140に向けて飛行する。
  3. 「IKOMA」の横を通過したら左旋回をして、もう一度「IKOMA」に向かい、ILSの電波を受信し滑走路へアプローチする。

今回はこのプランを前提に飛行・再度着陸を目指します。

立て直し・加速・上昇

着陸を諦めるような状況ですから、機体の姿勢が傾いていたり高度が低すぎたり、そもそも真正面に滑走路が来ていないということが多いと思います。このまま降下してもまともな着陸はできないですので、次のことに注意して機体の姿勢を立て直しましょう。

  • 機体が降下しているのであれば、降下をやめる。
  • 機体の飛行コースが滑走路の向きとあまりにも違うなら、なるべく滑走路上空を飛べるコースになるよう旋回する。
  • 機体が傾いているのであれば、水平に戻す。
降下はしていないが、ちょっと右に傾いているので、少しだけ左に戻す。

機体の立て直しは短時間で済ませる必要があるので、少なくとも墜落しないぐらい機体が立て直せたら良しとしましょう。(実際のプロのパイロットはもっとしっかりやっているはずです。。。)

次に空港をいったん離れるため、再度加速上昇します。次の手順を行いましょう。

FLAP1に!
  1. FLAPを1にセットします。(FLAP FULLから一気に1にしましょう)
スロットルを一番前に!最大出力が使えます。
  1. 「ランディングギア」を「UP」にします。
  2. スロットルを一番前の「TOGA」にセットします。これでエンジンの最大出力が利用できます。
  3. 加速できていることを確認したら、徐々に再度スティックを引き、上昇していきます。機首上げ角度10度から15度ぐらいを維持します。
  1. ある程度加速したら「MAN TOGA」の表示の下に「LVR CLB」の文字が点滅し始めます。
  2. スロットルを「CL」の位置に戻します。

この「LVR CLB」は意外とすぐに点滅します。「TOGA」はエンジンの最大出力なので、あっという間に加速していきます。速度が出すぎないように注意しましょう。

旋回して水平飛行に移行する

加速・上昇できたらとりあえず墜落の危機は免れました。もう一度着陸するコースに戻るため、一旦引き返しましょう。

今回は左旋回して滑走路を左に見ながら「IKOMA」の方向まで戻ります。高度は3500ftを維持します。

上昇しながら左旋回。
  1. 上昇しながら、ゆっくり左旋回していきます。上昇する高度は3500ft、方位は140です。
左手に伊丹空港が見えてきた。
  1. 左手に伊丹空港が見えてくるはずです。この滑走路に対して5nm位離れて平行に飛行していきます。
  2. FDや外の景色を見ながら、滑走路に対して平行になるように旋回します。この時方位が140になっていることを確認します。

画像では滑走路から2.5nmくらいしか離れていません。(FDの破線が5nm間隔です。その一番小さい破線の円の半分くらいに滑走路があるので、2.5nmと推測できます)
実際に飛んでみたところ、これでは少し近すぎました。5nmくらいは離れた方がよさそうです。

  1. 滑走路に対して平行に飛行するコースに持っていけたら、オートパイロットにしましょう。
  2. スピードを210、方位を140、高度を3500にセットして「AP1」を押し、オートパイロットを起動します。

着陸やり直しの準備

オートパイロットをセットしたら、しばらく直線飛行していきます。

この間に、再度着陸するための準備を整えておきましょう。具体的には機体を「ゴーアラウンドフェーズ」から「アプローチフェーズ」に設定します。

  1. MCDUの「PREP」を押します。
  2. 「ACTIVATE APPR PHASE」を押します。
  1. 表示が「CONFIRM *APPR PHASE」にかわります。
  2. もう一度同じボタンを押しましょう。

もう一度着陸コースに戻る

だんだん伊丹空港が離れていきました。もうそろそろ「IKOMA」が近づいてきます。

伊丹空港がだいぶ遠くに。
「IKOMA」が7.5nmくらいの距離に
  1. FDをみて「IKOMA」の位置を確認します。
  2. 見つからない場合はFDのレンジ選択セレクタで表示距離を広くします。
  1. 「IKOMA」が機体の後ろに来たことを確認します。(「IKOMA」の横を通過したことを確認します。)
  2. また、グライドスロープも機体の上にあることを確認します。グライドスロープが表示されていない場合は「LS」ボタンを押します。)
  1. 方位選択ノブを左に回し、方位320を選択します。
  2. 機体が左旋回していくのを確認します。
  1. 左旋回し始めたら、「APPR」ボタンを押します。
  1. 機体が左旋回を続けます。ILSの電波を受信したら自動的に滑走路に向け飛行していきます。

滑走路からあまり離れない距離を平行に飛んでしまったため、滑走路の延長線上のコース(ILSの電波のコース)を行き過ぎてしまいました(「オーバーシュート」といいます)。この場合でもILSの電波を目指して必要に応じて右旋回しながら、機体を滑走路まで導いてくれます。

ILSの電波にのって再着陸

ILSの電波を受信したら、あとは着陸するだけです!ここからは、ゴーアラウンドする前と同じです。

必要に応じて前の記事を参考にしてみてください。

  1. ローカライザーとグライドスロープをキャプチャーし、自動的に降下していきます。
  1. 再度滑走路が近づいてきました!先ほどの失敗を踏まえながら、落ち着いて着陸しましょう。

無事着陸できました!

このように着陸をやり直す方法を知っておけば、うまく着陸できなさそうなときも落ち着いて対処できますね!

着陸は何度もやればうまくなるはずなので、無理やりな着陸をしないで、何度も再チャレンジして感覚をつかみましょう!

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