simBrief(シムブリーフ)でA32NXで飛ぶフライトプランを作るとき、「Aircraft Type」に何を選択していますか?
当ブログでは以前「A20N」を使うとよいと書いたのですが、A32NXの開発元である「FlyByWire(フライバイワイヤ)」にて、simBriefでA32NX専用にカスタマイズされた機体データを利用する方法が案内されていたので、今回解説します。
なお、simBriefでフライトプランを作成する方法は以下に書いてありますので参考にしてみてください!


FlyByWireの公式サイトからsimBrief用の機体データを入手する
simBriefでA32NX用の機体情報データを利用するために、A32NXの公式サイトであるFlyByWireのページを参照します。
A32NXの機体データをsimBriefに登録するためのページは以下にあります。


上のような画像のページに飛んだら「SimBrief Airframe Link」と書かれたリンクをクリックします。「Stable Version(安定版)」「Development and Experimental Versions(開発版・実験版)」と2種類あるので、ご自身が利用しているA32NXのバージョンに合わせてください。
リンクをクリックするとsimBriefの機体データ登録画面に遷移します。ここに書かれた情報がA32NX用に最適化された機体情報になります。
何も編集せずに、ページ下までスクロールしましょう。

このA32NX用の機体データをsimBriefに登録するため「Save Aircraft」をクリックしましょう。

すると、「Saved Airframes」に今登録したA32NX用の機体データが記載されているはずです!
これでsimBriefでA32NX用の機体データを利用する準備が整いました!
フライトプラン作成時にA32NX用データを利用する
simBriefでのフライトプラン作成時に今登録したA32NX用の機体データを利用するには、「Aircraft Type」のプルダウンメニューから「D-AFBW – FBW A32NX」と書かれた機体を選びます。

A32NX用機体データは何が違うのか
今回登録したA32NX用機体データと、simBriefがデフォルトで提供している「A20N(A320-251N)」の機体データで何が異なっているのかというと、主に乗客と貨物の重量計算が異なっています。
「A20N(A320-251N)」では搭乗客数の最大が「186人」となっていますが、A32NXでは「172人」となっています。これはA32NXが172シートのモデルをシミュレートしているためです。
また、A32NXでは乗客1人当たりの重さを84kg(服や機内持ち込み荷物を含んだ計算)、預入荷物を20kgと計算しているようです。
A32NX用の機体データを利用することで、simBriefで乗客数や貨物量を設定したときに正確にフライトプランを作成することができます。